2017年9月20日水曜日

Maiker Faire Tokyo 2017の電波状況

もう1か月以上たってしまいましたけどMFT2017お疲れさまでした。
MFTの直前で当日の源波状況がとても気になったので、来年のためにレポートしておきます。

WiFiについて

WiFiには十分気を付ける必要があります。WiFiには2.4GHz帯と5GHz帯がありますが、結論から言うと2.4GHzは激混みでしたが、5GHzは普通に使えます。
僕はROS環境でリモートにあるロボットに積んだWebカメラの画像を見るというアプリを動かしていたのですが5GHzで通信したところ2日間何の問題もありませんでした。ただ2.4GHzで試しにつないだところSSHは通ったのですが、画像は送れませんでした。
僕はロボットを出していたので東8ホールだったのですが、一般の電子工作だと東7ホール割り当てられます。そちらの方がWiFiやBluetoothを使っている人が多そうなので、もしかしたらSSHすら通らないかもしれません。

インターネットについて

まずビックサイトにはフリーのWiFiスポットはありません(あっても混んで使えなさそう)。また会場からネット回線を引いてもらうこともできません。しかしdocomoの有料のWiFiがあります。docomoを契約している人なら月300円、契約していなくても日300円ぐらいで使えます。当日使った感じはあまり安定していないけど、調べもの程度なら出来そうな感じでした。

Raspberry Pi で5GHz帯の使い方

Pi 3でも2.4GHz帯しか使えません。家ではこれで大丈夫でも会場ではこれでは動かなくなってしまいます。そこで5Gz帯を使おうと思ってWiFiドングルを調べたのですが、5GHzが使えるものは標準のドライバーで動くものは無く、ソースを落としてコンパイルしたり、物によってはカーネルをバージョンアップする必要があります。なかなか面倒でこんなところで時間を使いたくないので今回はポータブルルーターを使いました(ポケットWiFiではない)。具体的にはエレコムのWRH-583XX2を使いました。ポータブルルーターとは本来はホテルに優先のネットしか着ていないときに、それを無線に変換するもので中身はただのWiFiルーター/APです。ただUSB電源で駆動するようになっているのでロボットに簡単に組み込めます。
またこの製品には子機モードというものがあって、上記の動作の逆で、無線子機として接続するモードがあります。これを使って
Raspberry Pi3<--Ethernet(有線)-->WRH-583XX2-S(子機モード)<--5GHz Wifi-->WRH-583XX2-S(ルーターモード)<--5GHz Wifi-->PC
という構成にしました。Raspberry Piはただ有線でつなげるだけなので特別な設定要りません。

0 件のコメント:

コメントを投稿