現実と機械を結ぶデバイス:マジックポインター
従来のジョイスティックを使用した操作では、ロボットの位置や向きを考慮してロボットに移動方向を指示する必要がありました。マジックポインターなら、レーザーポインターで指した位置をコンピューターシステムが認識して自動でロボットを動かします。今までロボットというと専属のオペレーターが動かすことがほとんどでしたが、マジックポインターを使えばより直感的ににロボットが操縦できるために人とロボットとの新しい共同作業の可能性を秘めています。
ミッション
ロボット技術の進展によりロボットが徐々に身近になってきています。しかし実際に普及しているロボットは工場内での生産用ロボットかせいぜい家庭向けのコミュニケーションロボットぐらいというのが現状です。今後ロボットが様々な場面に入り込み人と協調作業を行うことが予想されます。しかし現状のジョイスティックというインターフェイスではこの協調作業を十分に行うことが出来ません。今後の人とロボットが協調作業をする未来に向けて新しいロボットインターフェイスが必要です。
システム
マジックポインター
一見ただのレーザーポインターですが、Viveコントローラーを使っていて、ポインター自身の位置、姿勢を取得することが出来ます。このマジックポインターで床を指すと、コンピューターはポインターの位置、姿勢からポインターで指した場所の座標を計算します。現在の実装では床しか指すことはできませんが、将来的にはレーザー距離計を内蔵し、ありとあらゆるものを指し、座標を取得できるように改良されます。
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