マガジンを自作する必要性
ロボット搭載用のエアガンを作っているのですが、実はエアガン本体以上に面倒なのがマガジンです。エアガンはマルイの「電動ガンボーイズ」のものを使うと決めています(下図は電動ガンボーイズシリーズのM4A1 5000円ほど、東京マルイWebサイトより)。理由ですが、まずマルイは日本で圧倒的な販売数を誇るエアガンメーカーです。販売数だけでなく性能も品質もピカイチです。18禁物(条例の制限による)だと威力が強すぎるので、これにさらに10禁物という条件を足すとこの「電動ガンボーイズ」一択になります。これのマガジンですが(下図、同)実銃の形をまねているので複雑な形状になっていて、自作のフレームと組み合わせるのが困難になります。困難な形を設計するだけなら良いと思い作ったのですが設計してから致命的な欠陥に気づきました。このマガジンは横にすると給弾できません。内部を開けたものが下の写真ですが、下側の外形フレームに入っているディスク状の部品の内部にぜんまいが入っていて、これを事前にまくことで、円筒のとげが回ってBB弾を供給するという仕組みになっています。
しかしこれをロボットに組みつけようとすると。下の図のように横向きになってしまいます。横向きになるとディスク状の部品のとげにBB弾が十分に供給されなくなります。この状態になるとぜんまいが一気に空回りをしていまい、それ以降給弾できなくなります。
今回作成したマガジン
ここで自作のマガジンを作ることにしました。上記のものはぜんまいを動力に巻きますが、制御のしやすさから電動にすることにしました。ステッピングモーターは秋月のMDP-35Aで、モータードライバはTB6608を使います。CADの図を下に示します。下の上から見た図を見るとわかりますが、ほとんどがt1.5の薄板をt2.5のスペーサーを使って重ねて行くという方式で作っているので、生産性は抜群です。内部のBB弾の流れを下に示します。上部が弾をためておくところでおそらく100発ほど入る設計です。中央にあるとげのついた円盤をステッピングモーターでまわすことによってBB弾を掻き分け、赤い矢印の道を通して流していきます。
主要な寸法を下に示します。ちなみにBB弾(6mm)が流れる部分の板と板の間の幅は6.5mmにしています。とげの大きさは割りと適当です。たぶんまり考えなくても動く?
今回もうエアガン全体は組み終わっていて射撃のテストは成功しました。また今度動画をあげようと思います。
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